サン=テグジュベリの格言にみる就職観

有効求人倍率が1.59倍(2017年12月)と求職者側の売手市場。数字の面だけ見れば就職したい人はだれでも就職できる状況です。
それでも就職できない人がいて、求人企業は数々ある。それなのに、お互いいい会社、いい人に巡り会えない。
 
男女の出会いに似てますね。
求人企業と求職者がマッチングする原理は男女の出会いと同じです。
出会いもいろいろ、互いに求めるものも様々です。
でも最終的に寄り添っていくうえで大切なことは何か。
かのサン=テグジュベリも言っています。
「愛はお互いを見つめ合うことではなく、共に同じ方向を見つめることである」
 
就職も同じです。
企業側と求職者側が見つめ合ったその先には、人生と会社の成長を一緒に前を見て進むことが大事だと思います。
 
しか〜し、こんな人とは一緒に前を見るどころか、互いに見つめることすらいやだ、というケースがあるのです。
今回は「こんな人とは一緒に前を見たくない、と思わせる求職者」をどうしようもない男と照らしあわて書かせていただきます。
 
① 最低限のマナーを守れない(=こんな男はお付き合いの場でもすぐボロが出ます。)
 
面談の約束時間を守れないどころか、平気でドタキャンをする。
連絡取れればまだしも、連絡がとれなくなる。
きっと、他に就職先が決まったなどで面談する必要なくなったんでしょうけど、一言連絡あってしかるべき。
その方が素晴らしい経歴をお持ちで、ハイスペックな方だったとしても、私は責任を持って企業様に推薦することはできません。
就職してから絶対に人として最低限のマナーも守れない尊大な奴と思われるか、ある日突然会社を辞めますよきっと。
 
② 周囲の人に対する姿勢が尊大(=デートの場で店員さんに威張ることが格好いいと勘違いしている男と同じ。)
 
上記に共通しますが、一人の方の仕事探しにどれだけの人が関わっているか、貴重な時間を費やしているか思いを巡らすことができない人、もしくは関わっている人を道具だと思っている人がいます。
そのような方に「私は企業様から一次面接とまでは言いませんが、社会人としての最低限の人となりを判断して推薦してほしいと言われています」といった瞬間に手の平をかえすようにへいこらする。
残念ながら絶対に推薦いたしません。
 
③ 条件以外に興味がない人(=相手のことに気遣いできない男と同じ。)
 
試用期間の方にフォローの面談をさせていただき様子を聞くと「今後の条件次第でなんとも言えない」とな。
繰り返しますが条件は重要ですよ。でもね、その会社で働きたいと思えるかはもっと重要ですよね。
条件次第で気持ちがころころ変わる人には紹介したくないです。
だってちょっとでも条件よければまた転職するんでしょ。
会社なんてどうなるかわかりません。
超有名大企業だって上場廃止になったりするこの時世、でもそんなときに「当事者」意識を持って行動するのが社員になることなんですよ!!
典型的な「一緒に前を見れない人」ですな…
 
私は右から左へ求人をこなす大手企業ではありません。
私としても一緒に前を見ることができる企業様とお付き合いさせていただきます。
そしてその企業様と一緒に前を見ることができると判断できる方だけを推薦させていただきます。
ご理解のほど、よろしくお願いいたしますm(__)m