「副業→複業→福業」という生き方

したまち仕事舎を謳っているからには、本当は地元から一歩も出たくないのですが、現実はそうもいかず…
有難いことにあちこちにお伺いさせていただいています。
 
でも、やっぱり地元がいい!
今日は朝から夕までずっと入谷と浅草で打ち合わせ(という名のお茶含む)でした。
 
お昼前に社長様から電話をいただく、午後にもともとアポのあった社長様と打ち合わせ、そのあと電話いただいた社長様に会いに行く。(お茶)
でもって、その社長様と一緒に別の社長様に会いにいく。(またお茶)
そしてそこでの打ち合わせ結果を別の社長様に報告に行く。
 
何人社長様にお会いしたんだ?
4人か。自分入れて5人だな。
ぜ〜んぶ社長だから話が早い。
そしてぜ〜んいん、個人個人は面識なくてもどこかでつながっている。さすが下町。
 
皆さん各々の会社の発展に向けて努力されていて、営業面だけでなく後継者育成にも意識の高い方ばかり。
加えてボケっとしていてもお給料がもらえるサラリーマンではありませんので、プロ意識も高く勉強になることばかりです。
 
【其の一】
いまや趣味でモノづくりをされて作品を販売される方や、趣味が高じてちょっとコーヒーなんかを出しちゃってるところなんかがありますが、プロの皆様から言わせるとバッサリ。
 
「材料などの原価と、手間や技などの工賃をしっかりいただかなきゃ駄目」
 
おあしをいただけるだけのモノやサービスを提供しなければならない、しっかりと誇れるモノづくりやサービスができるまで努力をしなければならない、ということです。
 
趣味の延長だから儲けなくてもいい、というのも間違い。
趣味だと思うとしっかり対価を頂戴できるモノを作ろうという意識が薄れます。
そしてそのことはプロに対して失礼、市場を乱すことにつながります。
 
もちろん、プロはプロとしてしっかり認められるよう不断の努力が必要ですが。
 
【其の二】
働き方改革という中で、副業解禁ということも言われていますが、そこにもプロならではの定義がありました。
 
生活のためのサイドビジネスは「副業」、一つの会社やビジネスに過度に頼ることなく、経験を活かしたパラレルワークをすることが「複業」、そして多様な生き方を通じて周囲や自分自身を幸福にすることが「福業」。
 
不勉強ですが、幸福のための仕事=福業、という言葉は初めてお聞きしました。
働き方改革という言葉もそうですが、副業という言葉も画一的な捉えられ方をされているように感じます。
 
単に収入を上げる、多様な働き方をするだけではなく、その仕事がどのような意味や目的を持つのか考えながら行動するようにしたいものです。
 
私自身は、やりたいようにやらせていただいて、それで生活させていただいている。
間違いなく幸福と言えるのですが、果たして人を幸福にするためにプロとして認められるような行動をとれているのかは常に自問自答していきたいと思いました。
 
へへっ、このネタでまた若い奴説教できるな笑